LINE乗っ取り被害の原因とその対策。PINコードの設定を
今やLINEは多くの人が気軽に使うコミュニケーションツールとなっていますが、このセキュリティをしっかりしておかないと面倒なことになりかねません。今、LINE乗っ取りの被害が身の回りでも増えているので、その内容についてまとめます。乗っ取られると友人にスパムメールが一斉に流されるなど自分の信用を失うことになりかねません。これは対岸の火事ではないので、早めに対策してください。
なぜLINEが乗っ取られるのか?
LINE乗っ取りが発生するのは以下の3つが何らかの原因で流出してしまったために起こると言われています。
- LINEに登録されているメールアドレス
- パスワード
- 電話番号(もしくはPINコード)
これらが漏れる原因として一番大きいのは
面倒だからといって他のログインIDとパスワードをひとつに統一しているため
だと言われています。これは耳が痛い話ですね><;
多くのサービスでIDとパスワードを聞かれることが多くなっているので、それぞれに別のID、パスワードを設定していたら面倒で覚えるのが大変になるから、一つに統一しているという方も少なくないのではないでしょうか?これをすれば確かにパスワード忘れなどを防ぐことができるのですが、リスクも増えます。一つパスワードを破られてしまうとなし崩し的に他のサービスも乗っ取られてしまうということが起こってしまいます。
これを防ぐためにもせめて以下のような大きなサービスはパスワードを変えておくということをおすすめします。
- LINE
- Apple ID
- 楽天
以下には乗っ取りを阻止するための対策について記載します。
【LINE乗っ取り対策1】PINコードを設定する
PINコードの存在はご存知でしたか?
LINE乗っ取りが増えてきたためにLINE側は7月17日にPINコードを設定できるようにして、他の端末でログインしようとした時にPINコード入力を求められるように仕様を変更しました。しかしこれは既にアカウントを持っている人は未登録状態になり、何も設定しないと電話番号の下4桁に自動設定されるようです。したがって他のサイトでID、パスワード、電話番号を盗まれてしまった場合、LINEも乗っ取られる可能性が高くなります。
こちらの設定方法は以下のとおりです↓↓
「その他」→「設定」→「アカウント」→「PINコード」
こちらで4桁の数字を2回入力してください。
【LINE乗っ取り対策2】電話番号を登録する
LINEは電話番号がない方でも登録することができますが、もし電話番号をお持ちでしたら050でも良いと思いますので登録を行ってください。登録を行うとSMSか自動音声電話がかかってきますので、そこで伝えられる認証番号をLINEに入力するとセキュリティが強化されます。もし乗っ取られてしまった場合もそれで復元できるようになるかもしれません。
【LINE乗っ取り対策3】他端末のログイン許可をオフにする
LINEはパソコンからでも内容を確認できるようになっていますが、今回の乗っ取りはその機能を悪用されて起こっています。パソコンからログインしてLINEの内容を確認していない方は他の端末からのログイン機能をオフにすることをおすすめします。設定方法は
「その他」→「設定」→「アカウント」→「他端末ログイン許可をオフ」とすればOKです。
もし乗っ取られてしまったら?
それでも乗っ取りは起こってしまうこともあります。そうなった場合、もし電話番号を既に登録してあるのであれば問題報告フォームからに報告ができます。これによって復元が可能となるかもしれません。
またご友人にスパムメールが送られてきたらそのメッセージに対して「警察に通報する」のようなコメントを返してもらえうと、相手もそのメッセージは見るのでログアウトするかもしれません。
これらの対応をしなくても良いように今のうちに対策をしておくのが一番ですね。
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